国語の学習
2018年早稲田中学の国語は、妹尾河童の少年H。
むかーし読んだことあったけど、内容は完全に忘れてたから、改めて読んでおもしろい!
主人公の少年Hが善に向き合う中で生まれる葛藤とそれによる大人への成長の物語。
未だに答えが出ない命題。
さて、さっそくうさちゃん(新小4年長女)に読ませてみる。
うさちゃん うへへへ、目玉が出てきた!長〜い。。パパ、偽善って何??どういう意味??
パパ うさちゃんのクラスで嫌われてる子っている??
うさちゃん いるよ!ピー子ちゃん。
パパ どうして??
うさちゃん だって汚いんだよー。鼻かんだティッシュをその辺にポイするんだよ!それで男の子たちがいじめてるの。
パパ なるちゃんもいじめてるの??
うさちゃん うさちゃんはいじめたりしないよ!男の子にやめなよって言ってるよ!
パパ でも、汚いとは思ってるんだよね??
うさちゃん うん!だって本当に汚いから。。
パパ じゃあ、うさちゃんが汚いよって言わないのはどうしてかな??
うさちゃん だって、そんなことしたら先生に怒られるからー
パパ うさちゃんが、男の子にやめなよって言うのは、その子のためを思ってではなくて、自分が先生に怒られたくないから、言ってるってことかな??
うさちゃん うーん、そうかも。
パパ そういうのを偽善って言うんだよ。その子ための良い行いではなくて、自分が良く思われたい行いのこと。
うさちゃん うーん
パパ 少年Hもそのことについて悩んでいるよね??本当に良い行いとはなんだろう?って
うさちゃん うん
パパ うさちゃんもピー子ちゃんが汚いと思う気持ちはしょうがないと思う。パパだってその場にいたらそう思うかもしれない。
そういう難しい問題を、自分はどう捉えて、考えて、行動したらいいか?って突き詰めていくことが大事なんじゃないのかな?
先生に怒られたくない、褒められるようにだけを考えるんじゃなくて、自分がどうするべきかを考えてね!
うさちゃん うーん
いじめ問題の本質は本当に根深い。一人一人が自分の頭で考えて行動していく。そういう各個人の自立と成長が不可欠なんだよってちょっとは伝わるといいんだけど。